この度、本年４月より大分市の明治地域の自宅において小野法律事務所を開設いたしました。 

　私は小学校、中学校、高校を地元明治で過ごし、その後福岡の大学で学んだ後、約４０年にわたって宮崎大学、熊本大学法学部及び熊本大学法科大学院において法律関係（民法・家族法）の教育・研究に従事してきました。

　この間、家族、高齢者等が直面する様々な法律問題について研究課題としてきましたが、２０１２年３月に熊本大学を定年退職することになり、郷里である大分市において教育・研究の成果を生かした社会貢献をしたいと考え、同年６月に大分県弁護士会に弁護士登録しました。

　当初は、弁護士法人・リブラ法律事務所（大分市中島中央２－２－２）において約５年間にわたって法律実務に従事してきましたが、古希を迎えたのを機に、地元明治地域を中心とした「地域のホームロイヤー」として再出発することにしました。

　高齢社会の進展に伴って高齢者等は様々な法律問題や被害に直面しますが、それを救済する身近な相談体制が十分ではありません。その現状を少しでも改善するために、ぜひ、地元において、いわばかかりつけ医（「ホームドクター」）のように、身近で、いつでも、気軽に相談できる法律事務所を設置・運営していきたいと考えています。

　これからは大学での教育・研究の成果を活かしながら、地域に寄り添い、地域住民（とくに高齢者）の皆さんのニーズに応えるべく精進して業務に取り組んでいく所存です。

　今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。

2017年4月　　　　　　　

弁護士・熊本大学名誉教授

小野　義美